Serin × i2v v3.0
Serinは、PixAIが提供する二次元イラスト向けの静止画生成モデルです。やわらかな光の回り込み、上品な色調、肌・髪・布の質感再現に強みがあります。
i2v v3.0は、PixAIの最新Image-to-Videoモデルです。標語はHigh Consistency。キャラクターの顔立ち・衣装・配色・背景トーンを動画の最初から最後まで崩さずに動かせるのが特長です。
この2つを掛け合わせると、①Serinで第一印象の美しさを作り、②v3.0で同じキャラのまま自然に動かすことができ、シリーズ運用やブランド案件で強い効果を発揮します。
Serinが得意とする「光と質感の美しさ」
Serinは、柔らかなライティングと上品なコントラストで清潔感のある印象を作るのが得意です。白飛びや黒つぶれを抑えつつ、肌・髪・衣服のディテールを自然に見せます。サムネイルや動画冒頭の1〜2秒で惹きつける絵作りに向いており、人物の微笑み、瞳のハイライト、衣装の素材感などを気持ちよく見せられます。
v3.0の「キャラ一貫性」との補完関係
v3.0はHigh Consistencyにより、フレーム間で顔の比率・髪型・衣装・配色・背景トーンのブレを抑えます。Serinで整えた美しい静止画を、そのまま最後まで同じキャラで動かせるため、連載ショートやブランドPVで世界観の統一がしやすく、リテイク（修正や再生成）の回数も減らせます。
Serin × i2v v3.0で作った美しいイラスト動画
Serinは光や質感を丁寧に描き出せる静止画モデル、i2v v3.0はキャラクターの姿を崩さず自然に動かせる動画モデルです。この二つを組み合わせれば、描いたイラストのベースはそのままに、自然なモーションを加えた短い動画に仕上げられます。ここからは、その具体的な活用事例をご紹介します。
1. アイコンが自己紹介
アイコンを動画やGIFで表示できるSNSプラットフォームも増えてきています。静止画では伝えきれない人柄や雰囲気を、数秒の動きで印象づけられるのはいいですよね。
ふっと微笑んで「こんにちは」と挨拶する短い動画にすれば、見る人は好感や安心感を抱きやすくなります。
Serin × i2v v3.0でやってみましょう。やり方はシンプルです。まず胸上・正面のアイコンを1枚用意し、背景は淡い色にします。Serinでやわらかな光と上品な色合いを整え、基準カットを作成。次にi2v v3.0へ読み込み、口の小さな開閉と瞬き、軽い会釈だけを指定します。
仕上がったらXの固定ポストやYouTubeショートに配置しましょう。テキストで「こんにちは」と添えても良いと思います。
2. シーンに奥行を出す
イラストの被写体がゆっくり遠ざかっていく――そんな奥行きある演出は、静止画に物語を与える強力な手法です。2Dの一枚絵でも、被写体が徐々に小さくなり背景が広がるだけで、まるで3Dのような“空間の広がり”と“ストーリー性”が生まれます。
まずSerinで人物を手前に大きく描き、背景に街並みや自然など奥行きのある要素を配置します。その上でi2v v3.0に読み込み、「キャラクターがゆっくり遠ざかる」動きを数秒かけて指定します。過剰に速くせず、自然に小さくなることで“旅立ち”や“別れ”を象徴するシーンに仕上がります。High Consistencyによってキャラの顔や衣装がブレず、背景との調和も保たれるので安心です。
3. 漫画の1コマがワンシーンに変わる
漫画の1コマが、そのまま短いアニメーションに変わったらどうでしょう？静止画では一瞬で終わってしまう場面も、数秒の動きを与えることで“物語の呼吸”が伝わるのです。たとえばキャラクターがゆっくり瞬き、口がセリフを話すように動き、背景の木々や光がわずかに揺れるだけで、ページをめくった先にあるはずの空気感が生まれます。
手順はシンプルです。まずお気に入りの一枚絵や漫画のワンコマを用意し、Serinで色調や質感を整えて基準イラストにします。その上でi2v v3.0に読み込み、動作は最小限に設定します。口の開閉や瞬き、背景の細やかな揺れなど、小さな動きを指定するだけで「漫画が動き出す」体験が得られます。High Consistencyによりキャラの造形が崩れにくく、元の絵柄や雰囲気をそのまま保ちながら自然なアニメーションに仕上がります。
4. ポスターが動く広告になる
ポスターのような静止のイベントビジュアルを、そのまま“動く広告”に変えることもできます。もとのデザインはそのままに、光の反射やキャラクターの小さなモーションを加えるだけで、SNSをスクロールしている人の目を一瞬で止められるのです。
実際の利用シーンとしては、ライブや展示会の告知、商品キャンペーン、SNS広告が特に効果的です。静止のポスターがただの告知で終わらず、動きを持った“体験”として届けられるため、従来よりもエンゲージメント率を高めやすくなります。
なお、キャッチコピーや日付などの文字インサートは、生成段階で入れると文字崩れが起きやすいので、動画編集ソフトで後から合成するのがベターです。これによって作品レベルがぐっと上がり、広告として堂々と出せるクオリティに仕上がります。
5. レターも動画化
結婚を知らせる手紙も今やデジタルで出す時代。そこで「私たち結婚しました」をSerin×v3.0で作成してみてはいかがでしょうか？
まずは、自分たちの写真をSerinでイラスト化します。次にi2v v3.0へ読み込み、動きは最小限に—文字の微かなフェードイン、背景光のゆるい明滅、ほんの頷き程度がいいでしょう。High Consistencyがレイアウトや色調を崩さず守るので、印刷物の気品を保ったまま“動くレター”に仕上がります。日付だけコーナーに入れる演出を入れると、記念日としての余韻が残ります。
Serin × i2v v3.0を使う際によくある質問
よくある質問について、導入に迷わないよう要点をまとめて回答します。
Q1. Serinとi2v v3.0の違いは？
Serinは光・色・質感に強い静止画モデル。i2v v3.0はキャラの形や配色を崩さず自然に動かす動画モデルです。
Q2. 画像1枚だけで動画にできますか？
はい、可能です。胸上・正面・淡色背景の基準画像から、3〜5秒の短い動画を安定して作れます。
Q3. 無料で使える？
PixAIには無料枠があり、一定回数までは試せます。また、毎日無料のクレジットポイントが付与されます。しかし、本格的に使う場合は有料プランを選ぶとよいでしょう。
Q4. 日本語で使える？
基本操作やプロンプトは英語が推奨ですが、日本語でも利用可能です。プロンプトを短文＋具体的に書くと安定します。
Q5. 推奨する動きは？
口の小さな開閉、瞬き、軽い会釈といったミニマルなアクションが推奨されます。カメラは固定が良いと思います。
Q6. 文字（日本語）を入れたい場合は？
文字生成は崩れやすいので、PremiereやCapCutなど動画編集ソフトで後から追加すると綺麗に仕上がります。
Q7. どこに使う？
Xの固定ポスト、YouTubeショート、告知PV、SNS広告など用途は様々です。
Q8. うまくいかない時のチェックポイントは？
動きをいくつも足してないか／背景が複雑すぎないか／「髪型・配色・衣装を保持」と明記したかを確認。上手くいかないときはシンプルにやってみましょう。
まとめ
Serinは光・色・質感をきれいに整える静止画モデル、i2v v3.0は“キャラの姿かたちを崩さず動かす”動画モデルです。両者を組み合わせることで、基準となる一枚を起点に、アクション、背景のわずかな変化といった自然なモーションを短時間でイラストに付与できます。
アイコンの挨拶動画、漫画1コマのワンシーン化、動くポスター、告知やブランドPVの短尺化など、イラストを実用的な映像に拡張できるのです。
まずは、手元の一枚で試してみてください。Serinで基準ビジュアルを作り、i2v v3.0で最小限の動きを加える。手順はとても簡単です。
→PixAIでSerin × i2v v3.0を試してみる
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