2025年8月最新！無料の二次元イラスト生成AIツールTOP5

近年、SNSアイコンやVTuber活動、同人制作などを目的とした二次元イラスト生成の需要が急増しています。これに伴い、無料でも高品質な画像を生成できるAIツールが続々登場していますが、無料枠の上限や機能、商用利用の可否などはサービスごとに大きく異なります。

本記事では、よく使われるAI画像生成ツールとの比較を交えつつ、二次元特化かつ高品質なイラスト生成で注目されるPixAIの魅力を解説します。

二次元イラスト生成AIツールとは？

二次元イラスト生成AIツールは、ユーザーが入力したテキスト（プロンプト）をもとに、アニメ調やイラスト風の画像を自動生成するツールです。

希望するキャラクターや構図、色彩などを文章で指定し、それをAIが解析して画像として出力します。汎用型の生成AIでも二次元イラストは作れますが、二次元特化型は線画や彩色、キャラクターデザインの再現性に優れ、細部の表現が自然です。

無料で使える二次元イラスト生成AIツールTOP5

それでは、実際に無料で使える二次元イラスト対応AI画像生成ツールを5つにまとめてランキング形式で紹介します。

どれも高性能で日本語対応もされているため、使いやすいです。しかし、特に二次元イラストに特化した機能で評価した場合はPixAIが抜群に有力です。

1位：PixAI

PixAIは、二次元イラスト制作に特化したAI画像生成ツールです。無料枠でも高精度なキャラクターや背景を生成でき、日本語UIにより初心者でも直感的に操作ができるようになっています。

さらにLoRAやモデルの共有機能が充実しており、他ユーザーが作成したカスタムモデルを活用することで、好みの画風やキャラデザインをすぐ再現可能です。商用利用にも条件付きで対応しているため、趣味から創作活動、同人制作まで幅広く活用することができます。

参照：https://pixai.art/ja

2位：Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorなどAdobe製品と連携して使えるAI画像生成ツールです。写真の加工からイラスト生成まで幅広く対応し、生成した画像は商用利用が可能になっています。

特に既存デザインへの要素追加や色調補正など、生成後の編集自由度が高い点が評価されています。二次元イラストにも対応しており、カラーマネジメントやレイヤー編集との組み合わせで、作品の完成度をさらに高められます。

参照：https://www.adobe.com/jp/products/firefly.html

3位：Microsoft Bing Image Creator

Microsoft Bing Image Creatorは、OpenAIの最新モデル「DALL·E 3」を搭載したAI画像生成ツールです。Microsoftアカウントがあれば無料で利用でき、付与されるクレジットで高精度な画像を無料で生成可能です。

二次元イラスト生成にも対応しており、背景や構図の安定感には定評があります。Bing検索やMicrosoft Edgeブラウザと統合されているため、追加アプリ不要で手軽に始められる点も魅力的です。商用利用は条件付きのため、利用前に規約をしっかりと確認しましょう。

参照：https://www.bing.com/images/create

4位：ChatGPT

会話AIとして知られているChatGPTですが、実は無料で二次元イラストの生成もできます。

操作も簡単です。プロンプト入力フォームの「＋」アイコンをクリックして「画像作成する」を選択するだけです。なお、この選択をしなくても、プロンプトで画像生成を指示することで画像は作ることができます。

無料プランでも日次上限の範囲でイラスト生成を体験することができます。追加のアプリ導入や複雑な操作も不要で、まず「無料で二次元生成を試してみたい」という方にはおすすめです。

参照：https://chatgpt.com/

5位：Gemini

GeminiはGoogleが開発したマルチモーダルAIです。最新の画像生成モデルImagen 4を搭載しています。ブラウザからそのまま利用でき、無料プランでも一定数の画像生成が可能です。生成後の画像は追加指示で部分修正もでき、「このポーズを少し変えて」「背景を夜にしてほしい」といったリクエストにも柔軟に対応します。アプリの追加は不要です。Googleアカウントがあればすぐに利用できるため、誰でも気軽に二次元イラスト生成を体験できます。

参照：https://gemini.google.com/app?hl=ja

機能で比較ランキング

次に、それぞれの機能で各ツールを比較評価していきます。

継続してキャラクターを作り上げていくというクリエイターにとっては、やはりキャラの一貫性を保つ機能はとても重要です。モデルの多様性も重要な比較項目となるでしょう。

1位：PixAI

• 高品質な二次元特化生成の機能
• LoRA・カスタムモデルによる拡張機能
• 日本語環境で完結するコミュニティ連動機能

PixAIの強みは、まず標準モデルの段階から二次元に特化した描画力を備えている点にあります。キャラクターの顔やポーズの一貫性が高く、背景との調和も崩れにくいため、構図指定を行えば完成度の高いイラストを短時間で作成できます。

さらにLoRAやCheckpoint※を簡単に適用できる拡張機能により、他ユーザーが投稿したモデルを検索・保存して自分の制作に反映させることが可能です。好みの画風やキャラクター設定を自由に再現できる柔軟さがあるのです。

※ Checkpointは学習済みのAIモデル本体を保存したファイルです。選ぶだけで画風や生成傾向を一気に切り替えることができます。

加えてコミュニティ連動も充実しており、公開作品からプロンプトや設定をワンクリックでコピーして活用できます。人気タグやランキングを通じて最新の制作トレンドも把握できます。すべて日本語環境で完結するため、初心者から上級者まで快適に利用できるのです。

2位：Adobe Firefly

• Generative Fill／Expand 等の編集機能
• ギャラリー参照
• Adobeエコシステムとの連携

FireflyはGenerative Fill／Expandで人物や小物の追加、背景の左右拡張、空白の構図補完をプロンプトで素早く編集できます。これは二次元イラストの小物差し替えや不要線の除去といった作業を効率化させます。

他のユーザーコンテンツからインスピレーションを受けることもできます。気になったイラストはすぐ自分で再生成して試すことが可能です。

Adobeエコシステムとの連携機能にも注目です。ベクター生成／変換はIllustrator連携で線幅調整や色分解が自在にできます。

3位：Bing Image Creator

• DALL·E 3ベースの画像生成
• Bingとのシームレスなアクセス

Bing Image Creatorは、OpenAI の最新画像生成モデル DALL・E 3を利用できる高精度画像ツールです。生成モデルは、選択に応じてリアル描写重視かアーティスティック表現かを使い分けられます。毎日15枚まで高速生成（Fast）を無料で利用できます。それを超えても標準モードで生成を続行できます。

二次元イラストも作成できますが、特化はしていません。そのかわり、生成はBing検索バー、Microsoft Edge のアドレスバー、Bing Chat から直接起動できるため、アプリを開くことなくスムーズに始められます。特にプロンプト入力から出力までのスピードと手軽さが際立っている生成AIツールといえるでしょう。

4位：ChatGPT

• GPT-5によるマルチモーダル生成機能
• 多彩なスタイル対応

ChatGPTもテキストから二次元イラストを直接生成できる機能を備えています。マルチモーダルなため、自然会話で画像生成が可能です。

さらに、文章生成・音声応答・コード生成など他機能と統合されているため、イラストだけでなくストーリー制作やゲーム企画など複合的なクリエイティブ作業にも応用できます。

5位：Gemini

• 高品質テキスト→画像生成（Imagen 4搭載）
• Geminiエコシステムとの連携

Gemini は、Googleの最新画像生成モデル Imagen 4を搭載し、ディテールまでこだわった二次元イラストが作成できます。精緻な線画、布の質感、小物の細部なども丁寧に描かれ、特にテキストやロゴの文字再現性が向上しているため、コミックやSNS用素材にも適しています。

また、GeminiのUIと統合されているため、Web検索やDeep Researchにもシームレスなアクセスが可能となっています。

品質比較

本章では、各ツールの標準モデルのみを用い、同一プロンプト・近いアスペクト比・同枚数・可能な範囲で同等解像度という条件で出力させた画像を比較します。

なお、LoRAや外部カスタムモデルは、PixAIの強みである一方で他ツールでは適用不可のため使用しません。これにより、各ツール本来の描画傾向を公平に評価できます。

評価項目は①アニメ・漫画調の表現力、②背景と人物の統合感、③色彩の鮮やかさ・雰囲気の一貫性、④リアル寄りとデフォルメ寄りのバランスの4点です。

1位：PixAI

PixAIの出力は、まずアニメ・漫画調の表現力が非常に安定しており、キャラクターの線画や目のディテールに二次元特化の強みがはっきり出ています。髪や制服の質感も自然で、背景の夕焼けと人物の統合感も滑らか。窓越しの光の差し込み方まで含め、背景と人物の一体感が高く評価できます。

さらに、表情やポーズも自然で、リアル寄りとデフォルメ寄りのバランスが理想的に調整されているため、高いレベルのイラストを仕上げたい場合には最有力候補と断言できます。

2位：Adobe Firefly

Fireflyは、まず背景描写力が目を引きます。夕焼けの海と雲が非常に鮮やかです。

髪や制服の質感は整っているものの、人物が背景に合成されたように感じられる部分があります。総じて、デザインやビジュアル重視の用途には適していますが、キャラクター重視の二次元制作ならPixAIが優れています。

3位：Gemini

Geminiの生成イラストは、光と影のコントラスト表現が際立っています。夕焼けの濃い色合いと教室内の影がしっかり描き込まれ、全体にドラマチックな雰囲気を感じさせます。背景の空模様や雲のグラデーションも丁寧で、ビジュアルとしての完成度は高水準です。

一方で、キャラクターの線やディテールはPixAIと比べると若干硬さが残り、アニメ的な滑らかさや自然さという点ではやや劣ります。また、人物と背景の統合感は悪くないものの、絵全体が「写実寄り」に傾くため、可愛らしい二次元表現というよりは「シネマティックなイラスト」に近い印象になります。

4位：ChatGPT

ChatGPT生成のイラストは、明るい夕焼け空とキャラクターをしっかり描き込んでおり、全体的に柔らかい雰囲気を出せています。アニメ調らしさは十分に再現されており、特に色彩の鮮やかさや表情の柔らかさは高評価ポイントです。

一方で、キャラクターと背景の統合感がやや人工的で、シーン全体の一体感にはもう一歩物足りなさを感じます。なお、コンプライアンス規定も厳しく、「少女」「女子高生」などのワードでは生成が上手くいかない場合もあるので、理解しておきましょう。

5位：Bing Image Creator

Bingの生成イラストは、まず全体の明るさとポップさが特徴的です。色のコントラストが強めで、夕焼けの光を受けたキャラクターが鮮やかに浮かび上がっています。

ただし、アニメ調として見るとディテールの仕上げに粗さがあります。また、人物と背景は綺麗に配置されているものの、どこか「貼り付け感」が残り、統合感には物足りなさがあります。

料金比較

各ツールの料金体系を総合的に比較すると、PixAIは低価格から始められる二次元特化型で、無料体験と段階的な有料プランのバランスが良く、個人ユーザーにも入りやすい設計になっているのがわかります。

総じて、趣味から本格制作まで幅広く対応できるのはPixAIであり、コストと機能のバランスに優れる点で最もおすすめできます。

PixAI

PixAIの年間プランは3段階で設定されています。スタート：13,440円/年（月30万クレ、LoRA設定最大5、モデル学習月3回）。プラス：38,640円/年（月100万クレ、LoRA最大10、モデル学習月5回、動画生成プロモード）。プレミアム：67,200円/年（月200万クレ、LoRA最大15、モデル学習月10回、動画生成フル）。

PixAIの良いところは、いずれも無料トライアルや新モデル、速度優遇が利用できるところです。なお、年間契約にすることで月契約より最大28%安くなります。

Adobe Firefly

料金プランは3段階に分かれており、Standard（1,580円/月）では月2,000クレジットが付与され、標準画像生成やベクター機能は無制限に利用可能です。Pro（4,780円/月）になると月7,000クレジットが利用でき、約70本の短尺動画生成や音声翻訳まで利用制限が引き上げられます。

さらに50,000クレジットプラン（31,680円/月）では大規模制作にも耐えられる容量で、動画・音声生成を最大166分までカバーできます。なお、すべてのプランで100GBのクラウドストレージがついています。

Bing Image Creator

Bing Image Creatorは、誰でも無料で利用できます。高速モードのみ1日15回の制限がありますが、追加費用は不要です。ただし商用利用の可否について明確なガイドラインがなく、プロ用途には不安が残ります。無料でイラストAI画像生成ツールを気軽に試す場合はよいですが、本格的な制作ワークフローにはやや物足りなさを感じます。

ChatGPT

ChatGPTは無料版でも画像生成を含む多彩な機能にアクセス可能ですが、制限が多く、あくまでトライアル向けという位置づけです。有料のPlusプラン（$20/月）では生成制限が大幅に緩和され、動画・画面共有が可能な音声モード、Deep Research、カスタムGPT作成などの機能が利用可能になります。無料版では1日数枚程度の利用に限られるのに対し、有料版では生成速度・回数ともに向上するため、クリエイティブ用途での活用を考えるならPlus以上が必須です。

Gemini（Imagen 4）

GoogleのGemini（Imagen 4）は、APIやGemini Studio経由で利用でき、無料枠はあるものの制限が設定されており、実用的に使うには有料が前提となります。料金はAPI利用で1枚あたり0.039〜0.06ドルとなります。明瞭で、開発者や業務シナリオに適した設計です。

まとめ

様々なAIツールで二次元生成は可能になってきています。しかし、PixAIは「特化度」×「モデル共有（LoRA）」×「無料枠」の3点で一歩先を行きます。標準モデルでも二次元らしい線画と雰囲気が安定し、コミュニティから設定やモデルを参考にして再現できるため、最短距離で狙った絵柄に到達できるのです。AIイラストを始めるなら、二次元イラスト制作の第一歩としてPixAIが最適です。

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